前回、オーストラリアへの旅行の際にETASの取得は欠かせないという話をしました
そこでは取得の方法が2通りあるという事でしたが
うっかりパスポートや住所など、入力情報を間違えてしまった!
そんな時の対処法についてご紹介したいと思います
目次
ETASの入力ミスで入国拒否に
ETASの登録申請をする際にパスポートの情報を入力しますが、その情報等に間違いがあった場合、行った先のオーストラリア空港の入国審査で入国拒否になってしまいます
つまりETASの取得した情報と別の者が入国しようとしている扱いになってしまう為です
入国審査官は例え名前が一文字でも違った場合、入国を認める事は出来ませんので、パスポート番号や名前などの間違いは絶対に許されません
たとえ「苗字と名前を反対に入力してしまったんです!」といくら説明したところで聞き入れてはくれませんので十分に注意する必要があります
ETASの入力ミスした場合の対処法
では、もしETASの情報を間違えてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
ここでは実際に私が以下の2通りのやり方どちらでも間違えてしまった例を出してご紹介いたします
オーストラリア政府のオンラインシステムを使った場合
ここではオーストラリア政府が運営を委託しているオンラインシステムでの失敗と、対処法について説明していきます
失敗した箇所
まず始めにオーストラリア政府が運営しているオンラインシステムでの申請をしました
その際に何を血迷ったか今現在すんでいる場所を日本ではなく別の国を選択
そのままなんの疑いもなく確認・決済まで済ませてすべて終わった後で間違いに気がつきました
行った対処法
オーストラリア政府のオンラインシステムを使った場合ですが、ETASの登録を完了するとすぐにこのようなメールが届きます
We confirm that your application for an Electronic Travel Authority (ETA) has been successful and that you now hold a valid ETA for Australia.
Your payment of AUD$20.00 has been received and will appear on your credit card statement as iVISA SERVICES, NORTHSYDNEY.
Your ETA is automatically linked to your passport.The Department of Immigration and Border Protection and airline check-in staff have access to this information so there is no need for you to present any further documentation or reference numbers.
What your ETA allows you to do
It is your responsibility to know what your visa allows you to do while you are in Australia.
• After your ETA is granted, you will be able to enter and leave Australia as many times as you need to during the 12 month period from the date your ETA is granted or until the expiry date of your passport, whichever occurs first.
• You can stay in Australia for a maximum of three months on each visit.
• You must not study for more than three months in total, during the duration of this ETA.
• You must be free from tuberculosis.
• You must not have any criminal convictions for which you have been sentenced for a total combined period of 12 months or more, whether or not you served the sentence(s).
• It is illegal to work on an ETA while you are in Australia.
• You can only undertake business visitor activities such as undertaking business enquiries and contractual negotiations or attending conferences.
You can check your visa details and conditions on our website www.border.gov.au/VEVO.
You will need your Visa Grant Number ここはあなたの番号 which will display your current Australian visa.
If you are unable to see your ETA details in VEVO and would like to check your ETA, click the Check an ETA button on www.eta.immi.gov.au/ETAS3/etas.
To check your ETA you will need your Internet ETA Reference Number ここにあなたの番号.
We hope you have a wonderful stay in Australia.
ETAS Support
と、無事に登録できたことを通知はしてくれるのですが、こちらを見る限りではあなたの入力した詳細な内容がこのメールでは確認する事は出来ません
ですのでメール下部の
You can check your visa details and conditions on our website www.border.gov.au/VEVO.
You will need your Visa Grant Number あなたの番号 which will display
この部分にあるサイトにアクセスし、「あなたの番号」の部分をコピーしたもの使って調べる必要があります
そうするとある程度の入力した情報が見れますのでそこでまずは間違いを確認しましょう(ただし英語のサイトなので注意)
ちなみに私の場合は今住んでいる場所の国の選択ミスなのでこのサイトを確認してもその内容までの詳細は出てきませんでした
ですが、記憶の中で間違いを犯している確信がありましたので、念のため修正に取り掛かりました
対処法
では実際に行った対処法なのですが、まずはいろいろとネットで検索してみました
『ETAS 入力ミス』『イータス 入力間違い』なんかですかね
そこにはこれといった修正方法は無く、新しく申請し直すしかないといった内容ばかり。
また申請し直す!?20ドルも払って?
つまり20+20でトータル合計40ドル(約4000円)も払って取り直さないといけないという事が書いてありました
この無駄な4000円の出費は痛い…なんとかならないものかと思い、オーストラリア大使館に直接メールして問い合わせてみました
その時の送ったメールの内容がこちら
送ったメール内容
お忙しい中失礼いたします。私は○○と申します。
この度○月に旅行でオーストラリアに行く予定があり公式サイト(https://www.eta.immi.gov.au/ETAS3/etas)にてETASの申請を行ったのですが、申請後その中の入力内容に誤りがあることが判明いたしました。
取得申請・払い込みをした日時・時間は○/○の○時○分でございまして、入力の誤り箇所といたしましては
1、
ステップ1/7の「私は申請者(渡航者)が現在オーストラリア国外・右記の国にいることを申告します」
の箇所を「日本」の予定を「台湾」に入力
2、
ステップ3/7の「現住所」の「国」の選択項目で
「日本」のところを「台湾」に入力
の2点でいづれも国選択の間違いでございます。
以上の2点を変更していただく事は可能でしょうか?
誠にお手数だとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
と、このように送ったところ、2日後に大使館から返信のメールが帰ってきました
大使館からのメール
○○様
お問い合わせ有難うございます。
現行のETAシステムでは、取り消しや訂正は出来ませんので、ETAに誤登録がある場
合、正しい情報で、再度登録が必要になります。登録が完了すれば、通常、渡航可
能です。
お客様の渡航の安全を考慮して、渡航日当日は少し早めのチェックインをお勧めし
ております。
よろしくお願いいたします。
つまり、再度申請し直せと。やっぱりか…
こうなると流石に大使館から直接メールをもらっている通りに申請し直さなくてはならないと素直に諦め、今度は代行業務を使って申請し直す事にしました
対処方法:
入力ミスがあった場合は再度取り直す他に方法は無い
代行業者を使った場合
ここではETAS取得代行業者を使った場合のミスの修正方法をご紹介いたします。
ですが、ETASの取得代行業者は様々です。業者によっては対処の方法が異なる場合がありますのでご了承ください。
失敗した箇所
さて、代行業者ですが、私の場合はビューグラントさんにお願いしました
こちらは前回の記事でも紹介している代行業者さんです
こちらで申請し、確認、完了メールまで届いた時に間違いに気がつきました
間違い箇所はパスポートの有効期限の入力部分でした
対処法
こちらは代行業務さんという事もあって、申請の受け付けから5〜7日間期間があった後に処理してくれるということで、すぐにメールを送れば大丈夫だろうと考えました
というのも、入力した内容がまだビューグラントさんに送られただけであって、そこから申請手続きまで保留されていると踏んだからです
とはいえ、ビューグラントのホームページには “入力ミスがあった場合は、追加料金をいただく場合がございます” と書いてあります
なるべく安く済ませたい身としては追加料金を取られるわけにはいきません(その前に間違うなよという話ですが)
すぐさまメールにて確認してみました
送ったメール内容
お世話になります。
先程ビューグラント様にてETASビザ取得代行をお願い致しました、
お問い合わせ番号 xxxxxxxxxxxxx の○○と申します。
全て入力し確認いたしましたところ
一部誤りがある箇所がありました
修正箇所:
[ パスポート発行日 ] 03SEP2014修正内容:
[ パスポート発行日 ] 03NOV2014へと修正
でございます。
誠にお手数ではございますが、ご確認・ご修正をよろしくお願い致します。
すると、再度入力し直してくださいとメールが返ってきました
代行業者さんからの返信
下記のご連絡有難うございます。
頂いた情報を破棄しますので、再度ステップ2の
旅券情報のご提出をお願い致します。
と、そのメールに記載されてあった入力フォームにて再度旅券情報の入力をし、無事に手続きが終わりました
対処法:
代行業者が本手続きする前なら、すぐにメールを送れば追加料金なしで済む可能性アリ。すぐにメールを送るべし!
まとめ
まず、間違うなってことですね笑
とはいえ人間なので当然間違いは誰にでもあります。
私なんて2回もやらかしてますからね笑(わざとじゃないですよ!)
ETAS申請の間違いに関してのまとめとしては
- 基本的にETASの取得に関しての入力間違いは修正ができないということ
- 一度間違いをした場合、その情報の取り消しや払い戻しはできないということ
- 1度であれば再取得が可能で、前回とったETASに上書きという形になるということ
- 代行業者によっては早めの対応で追加料金なしで間違いの修正可能(本手続きが始まるまで)
- 逆に業者によっては再申請を受け付けていない可能性もあるので事前に確認が必要
- 間違いに気づいたらできるだけ早めにメールにてお問い合わせを!
一度とってしまったETASは現状ではもう一度取り直すしか方法はありません。
この制度はこの先もおそらく変わらずこの形で行くと思うので、頭に入れておきましょう
前回の記事では代行業者の簡単な比較もしていますのでよろしければ是非そちらもご覧ください