男って育児に参加したがらないですよね〜。
数年前には「イクメン」って言葉流行りましたけど、もうそれってどこ吹く風なんじゃないですか?
ダメな父親をなんとかしたいお母さんたちって多いんじゃないかって思うんですよね。
今回はそんな育児に参加したがらないお父さんを教育パパにするための方法をお教えします
目次
育児しないお父さんの心理
まずは育児をやりたがらないお父さんの心の中を覗いてみましょう
多分にして心の中では相手(母親)に対してこんなことを思っているのではないでしょうか。
「お前だって本当はやりたくねぇんだろ。」
「お前もイヤイヤ付き合ってんじゃねえかよ」
「人にやれやれ言ってんじゃねえよ」
「こっちは仕事で疲れてんだよ」
「また言ってるよ。耳にタコができるわ」
「頼むから一人にさしてくれよ」
さしずめこんなところでしょうか。
まずはこれをベースに対策を考えていきます。
まずは相手を知る
これは当たり前っちゃ当たり前なんですけど、戦う相手を知らずして戦いに勝てるわけがないのと同じで、まず相手をよく知ることですね。
って、もう夫婦生活も長いからよく知ってるわ!
と思う方も多いとは思いますが、そうとは限りません。
というのも、ある研究によると、お互いのことを知っているかという調査で、付き合い始め3ヶ月のカップルと熟年夫婦に調査をしたところ、なんと付き合いたてのカップルで40%強、熟年夫婦で約18〜9%がお互いのことを知っているという調査結果も出ているのです
これは夫婦生活が長ければ長いほどお互いをよく知っているということではないことを表しており、身近な人であればあるほど、空気の存在のように忘れがちになっていることと同じなのです。
ですから、相手の大まかな好き嫌いはわかっていたとしても、相手の最近の興味・関心事に興味・関心がなくなっているということです。
いつも同じ生活。同じ出勤時間。同じ休日。でもその中にも、実はちょっとずつ変化があったりして、最近どんなことに興味があって、それのどんなことが好きだと感じているのかに少しだけ寄り添ってみてみる。
このようにして、相手の最近の流行りや、好きなことや関心ごとに目を向けてみましょう。
前向きな発言をする
相手を観察して、相手の関心ごとに目を向けてみることはわかったとしても、それをしたあと何をするかが大事です。
相手をよくわかったあとで取るべき行動は、無理やり育児参加をやらせることではありません。
次にやるべきことは『相手に前向きな言葉を投げかけること』です。
もう少し言うと『全体的に発言を前向きなものにする』ということです
冒頭でも言いました、お父さんの育児をやりたがらない心理のベースにもあるように、
「お前だってやりたくねぇんだろ。」
「お前もイヤイヤ付き合ってんじゃねえかよ」
「人にやれやれ言ってんじゃねえよ」
「また言ってるよ。」
こういった思考の裏には、そう考えるだけの根拠があります。
それは今までの自分がやってきた言ってきた行動や発言に対してそう思わせてしまう何かがあったということ。
「また言ってる」「やりたくねぇんだろ」と思うのは言う方の自分が常日頃からそう思われるような言動や行動を無意識にしていて、それをなすりつけるようにしているという部分が少なからずあるからです。
カナダの医師エリック・バーンはこう言いました。
過去と他人は変えられない。
しかし、自分と未来は変える事ができる。
人というのは変えようとしてもなかなか変わるものじゃありません。
でも素晴らしいことに自分は自分で変えられるんです。
むしろ自分を本当に変えられるのは自分しかいないんです。
自分を変えるということは難しいようで簡単です。
じゃあどうすればいいか?
発言を変えればいいんです。
人というのは口から発した言葉によって行動が変わると言います。
もしネガティブで否定的で毎日が辛そうにしている自分がいたら、まずは自分から前向きで、ポジティブな発言を心がけてみることをオススメします。
人は環境によっても変わる
人というのは環境適応能力というのが非常に高い生き物です。
ですから今までの長い歴史を見ても環境に適応して変化して生きながらえてきたのです。
恐竜は変化に耐えられませんでした、だから絶滅してしまいます。
人は良くも悪くも変化する生き物です。
でもそれは人によって変化させられるものではなく、多くの場合は環境によって変化させられるものです。
日差しの強い地域に行った、だから皮膚が黒くなる。これは体の構造的なものですが、いわばそうゆうことです。
結婚した、だから生活感が変わる。これもある意味自然なんですね。
それと同時に人というのは基本的にラクな方・楽しい方に行こうとする習性もあるのを見逃してはなりません。
それを踏まえて言うと、何もしなければラクな方・楽しい方に逃げて行き、置かれた環境が変わればその環境に適応していくということ。
なので道は2つしかありません。
- 環境を変えずにラクな道に行くか
- 環境を変えて変えざるを得なくするか
です。
とはいえもう一つ押さえておきたいポイントがあります。
それは『急に強制的に環境を変えることは強い反発を生む』ということです。
水面を強く叩くと地面のように硬くなり、叩く強さ相応の反発がありますが、そーっと手を入れるとほぼ無抵抗で入るのと同じ原理で、
人に対しても強い刺激や強制が入ると、それに抵抗しようとします。
先ほど人は環境に適応する生き物だと言いましたが、変わらなくていいなら変わりなくないのもこれまた人の心理です。
なので、無理強いをすることは相手がやりたくなくなることを後押しすることになってしまうので、
日々少しずつ少しずつポジティブ発言を増やしていって、前向きな明るい環境を作っていくことがダメお父さんを育児パパに変える一歩であるということです。
男は単純。褒めてのせること。
はっきり言って、これにつきます。
でも!注意が必要で、あからさまな褒め方は最初だけしか効果がないということです。
男は単純とはいえ、完全にバカではありません。
褒め言葉もチョイスが大事です。
そして、その褒めるということも、有効期限があって、それはかなり短いです。
正直言って褒めたその瞬間しか効果がありません。
「やっぱり(子供と遊ぶのは)パパじゃないとダメだなぁ〜」
なんて平たい褒め言葉だと、
「こいつ俺をのせようとしてねえか?」
と勘ぐるのも時間の問題。
その辺りはうまくやっていかなければなりません。
なので、言ってしまえば、褒めるというのは蓄積されない消耗品みたいなもの。
これをずーっと続けるのはこれはこれでラクじゃないので、やはり環境そのものを変えることが大事です。
子供を使わないこと。無償の愛が大事。
子育てしてると、ちょいちょい感じることで、
子供を使ってあーやこーや言わせること。
これは即刻やめた方がいいですね。
どういうことかというと、
「パパにそういうのやめてって言ってきて。」
「パパ起こしてきて。」
とかそういう類です。
これこそ「かったるいわ〜」と思うやつです。
むしろこういうところが教育の場なので、父親をさげずむようなことはせず無償の愛で、包容力を見せつけるといいでしょう。
もう、本当スゲェなこいつ。って
やっぱこいついねぇとまじ俺ダメだな。って思うような母神のような存在になればやっぱそれは強いし、
それこそ子供への教育だと思うので、うちのママってすごいってのを見せてあげられると思うんです。
そうなれば、コトがいい方向にどんどん傾いていきます。
やっぱりプラスのエネルギーはプラスの効果を生むんですよね。
コツコツやっていけば絶対気づきますよどんな鈍感な旦那でも。
んで、なんか発言が明るくなって、会話にいい話が生まれてくれば、表情も明るくなります。
なんでかっていうとその時にはすでに「環境が変わってる状態」なんで。
人の気持ちって変えるのは難しいですけど、伝染するものではあるので、まずは自分が変わって、人に伝染させること。
こうすると育児参加しない、したがらなかった旦那も徐々に変化があるはずです。
『自分が変われば環境を変えられて、環境が変われば人が変わる』
日々の子育てご苦労様です。今日も前向きに頑張っていきましょう!